9月に突入し
朝晩の気温が下がり涼しくなってきましたね。
ですが秋になっても忘れてはいけないのは
熱中症です。
「秋にも熱中症なるの?」
そう思っていませんか?
実は秋にも夏バテと同じように”秋バテ”があるんです。
そんな秋バテについて詳しくお話ししていきます!
そもそも熱中症って何でしょう?
熱中症という言葉はよく耳にすると思いますが、熱中症って一体何なのでしょう?
熱中症とは…
高温多湿な環境下にいる際、
体内の水分や塩分のバランスが崩れてしまったり
体内の調整機能が壊れるなどして発症する
障害のことを指します。
ここで、障害という言葉が使われているように
熱中症を“ただの夏バテ”と甘くみてはいけません。
では、熱中症になる要因はどのようなものがあるのでしょうか。
熱中症となる要因は大きく分けて3つあります。
1つ目 『環境』
- 気温が高い
- 湿度が高い
- 風が弱い
- 日差しが強い
- 締め切った室内
- エアコンのない部屋
- 気温が急に上がった日
2つ目 『体』
- 高齢者や乳幼児
- 糖尿病や精神疾患といった持病を抱えた方
- 低栄養状態
- 下痢やインフルエンザでの脱水症状
- 二日酔いや寝不足といった体調不良
3つ目 『行動』
- 激しい筋肉運動野慣れない運動
- 長時間の屋外作業
- 水分補給できない状況
このような3つの要因が原因により
熱中症を引き起こしてしまいます。
秋の熱中症秋バテとは?秋特有の原因や症状は
前述の説明で熱中症が起きやすい 環境、体、行動を理解することができましたね。
では秋の熱中症である“秋バテ”とは何なのでしょうか?
「秋は夏と比べて涼しくなるから熱中症にはならないんじゃないか?」
そう思ってしまいますよね?
ですが現実は違います。
気温自体が毎年上昇している背景もあります。
しかし、
秋特有の気候が原因によって秋バテを発症してしまいます。
秋特有の原因として以下のことが挙げられます。
- 水分補給が疎かになってしまう
秋は夏と比較して気温が低い場合が多いです。
そのため、
屋外でスポーツや作業をする時など
ついつい水分補給を忘れてしまいます。
また、
屋内で作業をしている場合も喉の渇きを自覚できず
知らず知らずのうちに脱水症状となっている
可能性があります。
- 季節の変わり目により自律神経が乱れてしまう
気圧の変化、寒暖差などが原因で
疲れやだるさを強く感じることが増えます。
体調が不安定になると秋バテにかかりやすく
なってしまいます。
- 秋から冬にかけて流行する感染症による体調不良が発生しやすい
秋から冬にかけて、ノロウイルスや
インフルエンザが流行します。
これらの感染症にかかってしまった場合
免疫力が落ちてしまっているので
普段よりも秋バテにかかりやすくなってしまいます。
- 感染症にかかった場合、下痢や嘔吐
感染症にかかり下痢や嘔吐などをした際
水分補給ができていないと秋バテに
かかりやすくなってしまいます。
この時、水分だけではなく塩分も
体から出てしまっています。
水ではなくスポーツドリンクなどの
ナトリウムも配合された飲料を飲むようにしましょう。
熱中症の症状について
〈症状1〉めまいや顔の火照り
この症状は熱中症の初期症状です。
意識が遠のいてしまったり
腰痛の症状が出る可能性もあります。
〈症状2〉筋肉痛や筋肉の痙攣
手足の筋肉がつってしまう
「こむら返り」が起きます。
他にも
- 筋肉に痙攣
- ピクピクする
- 硬くなる
などの症状も現れます。
〈症状3〉体のだるさや吐き気
体がだるく
力を入れることができなくなります。
さらには頭痛や吐き気が伴うこともあります。
〈症状4〉汗のかき方がおかしい
汗が止まらない、反対に暑いのに汗が出ないなど
汗のかき方に異常な症状が出ます。
〈症状5〉体温が高い、皮膚の異常
体温が高くなり 皮膚も熱くなっていることがあります。
また、皮膚が赤くなっていたり乾燥している
状態も要注意です。
〈症状6〉呼びかけに反応しない、まっすぐ歩けない
声をかけても反応がなかったり
おかしな返答をしている場合があります。
これに加え、まっすぐに歩けない状態であれば
かなり重度の熱中症であることが伺えます。
〈症状7〉水分補給ができない
自ら水分補給ができない状態も非常に危険です。
この場合無理やり水を飲ませるのではなく、
医療機関に連絡をしましょう。
熱中症になりやすい人
続いて熱中症にかかりやすい人について
お話ししていきます。
当てはまった方は十分に注意してください。
- 子供
顔が地面から近いことで大人よりも
暑さを感じやすいです。
また、
身体機能も未熟なため熱中症になりやすいです。
- 高齢者
身体機能の低下により、温度がわからない、
喉の乾きがわからないことがあります。
- 肥満体型、運動不足、睡眠不足の方
暑さに慣れていなかったり
自律神経が乱れていることがあるため
熱中症になりやすいです。
- 風邪や二日酔いなどの体調不良がある方
通常時よりも暑さに弱くなってしまっています。
また、
水分不足となっている場合も多いです。
秋バテ対策
- こまめに水分補給をする
屋外にいるときはもちろんですが、
屋内にいるときも水分補給を忘れないようにしましょう。
- カフェインやアルコールは控える
カフェインやアルコールは利尿作用があるため、
熱中症対策として飲んだとしても脱水症状になる
可能性があります。
水分補給はノンカフェインのものや
スポーツドリンクなどにしましょう。
- 規則正しい生活を心がける
熱中症になるリスクを下げるために
日頃から食事・睡眠・運動を心がけましょう。
運転中や就寝中にも注意
屋外だけではなく屋内でも熱中症のリスクはあります。
運転中や就寝中などは部屋の温度管理や
水分補給を疎かにしてしまっている場合があります。
屋内だからと気を抜かず気をつけましょう。
まとめ
ここまで駆け足で説明してきましたが
”秋バテ“の
怖さ
わかっていただけたでしょうか。
水分補給や体調管理に気をつけて元気に毎日を過ごしてください。