休日になると、家の中はプリント・筆記用具・
おもちゃなどといった子供の物でいっぱい。
しかし、口うるさく「片付けなさい」と怒っても、
子供は片付けるのを面倒くさがり、
なかなか取りかかろうとしませんよね。
そこで子の記事では、
子供が片付けを面倒くさいとおもう理由と、
自然に片付けられるようになる方法を、
5つの項目に分けて解説したいと思います。
子供が片付けを面倒くさがる理由
収納場所が遠い
1つ目に、子供が片付けを面倒くさいと思う最大の理由は、
決めた収納場所と収納方法が合っていないことです。
たとえば、居間と子供部屋が離れた場所にあり、
宿題をエアコンの効いた居間でやるとしましょう。
このとき、筆記用具の収納場所を子供部屋に決めていると、
居間と子供部屋の距離がとても遠く感じ、
子供部屋へ片付けに行くことが面倒くさくなってしまうのです。
ですからこの場合は筆記用具の収納場所を居間に決めるように、
ものの収納場所はその行動をするときの場所の近くに徹底しましょう。
1歩でも、1秒でも近くに収納場所があれば、
元の収納場所へ戻すことが面倒くさくなくなるので、
自然に片付けをする習慣が身につくでしょう。
使っているものと使っていないものの場所が同じ
2つ目に、よく使うものとあまり使わないものが
同じ場所に混ざって存在することです。
物を出したり戻したりしにくく、
片付けが面倒くさい大きな原因になります。
そのため、持ち物を「使っているもの」と「使っていないもの」に、
しっかり分けておきましょう。
使っているものはこれからも頻繁に使うことが予想されるので、
無理なくストレスを感じずに出し入れできる場所に置きます。
そして、使っていないものは今後もたまに使うくらいなので、
多少出し入れしにくい場所に置いても大丈夫。
使っているものとは別の場所に置いて区別することがポイントです。
別の部屋に置いたり収納する引き出しを分けたりするのはもちろん、
引き出しの中に箱を置いて仕切るのも、
同じ空間に混ざらなくてすっきりしますよ。
宿題の管理がしにくい
3つ目に、子供の宿題はドリルやプリント、作文の用紙など、
サイズも容量もバラバラ。
そのため、何があるのか、またどれくらい終わらせて
いるのかが管理しにくく、終わった後に片付けるのは
大変面倒くさいものです。
そんなときにオススメなのが、
『ポケットホルダーの付いたファイル』。
このファイル1冊にまとめておけば、
1枚のプリントからドリルのような分厚い
冊子まで収納でき、素早く出し入れがしやすくなります。
学校から新たに宿題をもらってきたときも、
このファイル1冊に収納できるので、
家の中が持ち帰った宿題で散らかるのも防止できるでしょう。
さらに、ファイルの収納場所は、
子供が宿題を行う場所の近くに置くことが大切です。
ものの収納場所を親が決めている
4つ目に、親であるあなたが勝手に決めた収納場
や収納方法では、子供にとってはしっくりこない
場合があり、決まった場所に片付けるのが面倒
くさくなってしまいます。
なので、収納場所や収納方法は、
子供と話し合って決めることが重要です。
私も親に「勉強以外の物は見えるところに置くな」と、
収納場所を決められていました。
でも、私としては息抜きができるように、
ちょっとした遊び道具も見えるところに置いていた
方がよかったため、結局片付けるのが面倒くさく
、
部屋はたくさんのもので散らかっていたのを覚えています。
収納とは、ものを周りから見えないようにすることだと
思いがちですが、これは子供にとって余計片付けが
面倒くさくなる原因にもなります。
ですから、収納場所は、子供が1つの動作で
出し入れできるかを基準に決めるのがポイントです。
話し合う中で自分の意見を取り入れてもらえれば、
子供もモチベーションが上がって主体的に片付けられるようになり、
ものに対する責任感も生まれるでしょう。
時間のメリハリが付いていない
そして5つ目に、休日に家で過ごしているときは、
学校のようにチャイムや時間割がなく、
時間のメリハリが付いていないことも、
片付けが面倒くさくなる原因です。
私も時間がたっぷりあることから面倒くさい
片付けを後回しにし、
「だらだらと遊んで過ごしていると1日中散らかったままになっていた」 なんてことがしょっちゅうありました。
そのため、休日こそ片付けを行動の区切り
として教えることが必要です。
「宿題が終わったら、
宿題ファイルや筆記用具を収納場所に戻してからテレビを見る。」
このように、1つの行動が終わったらものを
元に戻し、それから次の行動に移すという一連の
流れを習慣化させることで、時間のメリハリが付くでしょう。
まとめ
片付けには「こう出なきゃいけない」、
「これが正解だ」などといった決まりはありません。
親であるあなたの思いを押しつけすぎず、
子供が見つけやすく、取り出しやすく、戻しやすい収納方法を、
親子で楽しく話し合いながら、柔軟に考えてみて下さい。