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遠距離介護にかかるお金はどのくらい?介護が始まる原因についても解説

家族にはいつまでも元気でいて欲しいもの。

とはいえ、誰しも年齢が上がれば認知症
・病気・ケガなどのリスクは高まる
ため、
それが原因で介護が始まってしまうことも
少なくありません。

実際に私たち家族も県外で元気に一人暮らしを
していた祖母が、2年前から突然介護が必要に
なったので慌てました。

そこで今回は遠距離介護に着目し、
介護にはどのくらいのお金がかかるのか、
また介護が必要になる主な原因や介護認定の
分類についても解説したいと思います。

遠距離介護にかかるお金の目安はどのくらい?

はじめに、月々の介護にかかるお金の
平均額は83000円、家のリフォームや介護用ベッド
の購入費などといった一時的にかかるお金の平均額は
740000円となっています。

また、介護の平均期間は61ヶ月(5年1ヶ月)
となっており、介護が始まるとなかなか短期間
では終わらないことがわかります。

では、これらの情報を元に、実際に1人を
介護するにはどのくらいのお金がかかるのかを
計算してみましょう。

まず、毎月の介護費用83000円に、
介護機関の61ヶ月をかけ算。

これに、一時的にかかるお金の740000円を
足し算すると、1人を介護するのにかかるお金は
5,803,000円となります。

しかし、これは同居する家族を介護するときに
かかるお金の目安であり、もし介護が必要な
家族と離れて暮らしている場合は遠距離介護となるので、
さらに交通費が上乗せされます。

この場合、一番に考えなければならないのが、
「どのくらいの頻度で帰省するか」ということです。

では、一定頻度での帰省を考え、仮に月1回くらい
帰省するのならどのくらいの交通費が必要になるのかを
シミュレーションしてみましょう。

往復の交通費が10000円であれば、
介護期間の61ヶ月に10000をかけ算し、
610000円となります。

仮に、往復の交通費が上がった場合も
計算方法は同じで 20000円になれば1,220,000円、
30000円になれば1,830,000円と
上がっていきます。

ただし、帰省の頻度は家族の状態を見た上で
判断することになるため、個々の状況に応じて
じっくり考えることが大切です。

ただ、祖母の介護をしていた両親に聞いたところ、

介護を利用する際には地域の公的機関や
ケアマネージャーと、直接相談することが
必要になるため、帰省のタイミングは土日や
休日よりも平日の方が良いのだそうです。

介護が必要になる主な原因は?

そして、介護が必要になる原因としては
認知症が最も多く、全体の24.3%を占めています。

その次は脳血管疾患(脳卒中)が19.2%、
さらにその次は骨折や転倒が12%と続きます。

これらはどれも高齢になると起こることが
予想できる病気やケガであり、この結果を見ると、

予想がつかない時期に介護が突然始まる
なんてことも十分あり得ることがわかります。

つまり、お盆の帰省で久しぶりに会った時
「同じことばかり言っている」とか、
「物忘れが多い」などの気になる変化が見られたら、
それは介護が必要なサインと考えておくと良いでしょう。

ちなみに、一般的に介護が必要なのは、
65歳以上の人、もしくは40歳から64歳までの
加齢が原因と思われる特定疾病を煩っている人
といわれています。

そして、どのくらいの介護が必要になるのかは
要介護認定によって決められており、
次の8段階に分かれています。

介護認定の分類

まず、要介護認定には、基本的に1人で生活が
行えるけれど部分的な介護が必要になる
『要支援』と、
運動機能や思考力・理解力が乏しくなることで
日常生活に支障が出てしまう
『要介護』の2種類があります。

そして、要支援・要介護の分類は以下の8段階に分かれます。

  • 第1段階…自立レベル
  • 第2段階…要支援レベル=要支援1
  • 第3段階…要支援レベル=要支援2
  • 第4段階…要介護レベル=要介護1
  • 第5段階…要介護レベル=要介護2
  • 第6段階…要介護レベル=要介護3
  • 第7段階…要介護レベル=要介護4
  • 第8段階…要介護レベル=要介護5

なお、この認定は介護を必要としている本人の
住んでいる市区町村に申請し、担当職員や業務の
委託を受けたケアマネージャーによる訪問調査で決定されます。

このとき、要支援と要介護の境目は、
思考力や理解力に支障を来しているかどうか
なるため、認知症の疑いの有り無しが大切な
ポイントになることを覚えておきましょう。

まとめ

家族が認知症を患ったり、骨折や転倒で
ケガをしたりすることはあまり考えたくは
ないですが、老いは必ずやってきます。

私の祖母は自立レベルと認定され、
今は私の両親が住んでいる家の近くにある
老人ホームへ入居しました。

しかし、遠距離介護をしていた2年間を
振り返ると、
「精神的にも肉体的にも金銭的にも大変だった」
とよく話しています。

ですから、介護が突然始まっても慌てることが
ないように、介護にはどのくらいのお金が
かかるのかを事前に把握しておきましょう。

それと同時に、介護認定はどういった分類に
なっているのかも知っておくことが重要です。